10月3日は18回目の"昭和の仙台"8ミリで楽しむっ茶会が七郷中央公園仮設住宅で行われました。
(
六郷・七郷コミネット企画/
20世紀アーカイブ仙台主催)
七郷中央公園仮設で行うのは今回が初めてです
20世紀アーカイブ仙台さんのプログラム構成も素晴らしく
懐かしの道具、映像、画像、音楽と盛りだくさんの内容をご鑑賞頂きました
こちら手にもっているのは昔、富山の薬売りさんが配っていた紙風船です。
「富山の薬売りさんが、あの頃は家庭を自転車やバイクで回っていた」
「いろんな話をしてくれて面白おかしく薬を売っていたんだよ」
とお話が盛り上がりました
こちらの木の棒のようなものは「ふけだい」という布を張る時に使う裁縫道具の一つです。
「今でも便利!ふける時に使う」
「売ってるなら今でも欲しいね」
という声が上がり、他の参加者の方から「それを貰ったらいいさ!」と、見本を指差して冗談を言う場面もありました。
会場から笑いが起こりとても賑やかでした
仙台の民謡、「おいとこ節」の映像を見ながら懐かしさに口ずさむ方もいらっしゃいました
「おいとこ節は父親のおはこだった。お酒を飲まない人だったけど、何かあると必ず歌ったの。テープに録っていたけど、津波で流されてしまったね」
この日のメインとなったのは、「仙台浜の漁業」という平成8年頃の荒浜漁の映像です
荒浜、深沼出身の方のお知り合いや親せきが多く出演していて、「○○おんつぁんださー!あらー!」「○○ちゃんじゃないの!?」「この人は井土浜の人だよ」と歓声が上がり、
亡くなった方の生前の姿を見て涙する方もいらっしゃいました
恒例の貞山堀で行われていたシジミ捕りの写真が登場
ここでシジミ採りの新事実が発覚。
昭和の中ごろまでは誰でも自由にシジミ捕りが出来ていましたが、後期には漁業権がないと一般の人は捕る事ができなくなってしまったそうです。
今は勝手に採ってはいけないんですね
今回もいろんな思い出話をたくさん聞く事が出来ました
地域誌を作る為に聞き取りを行っている楽しむっ茶会ですが、「これから活かす」事も大事、でも「今」を生きる人に喜んでいただけることも大切な事だと感じる回でした