六郷・七郷を訪ねる会

仙台市若林区復興応援隊

2014年03月07日 10:27

若林区中央市民センター主催で3月2日(日)に「六郷・七郷を訪ねる会」が行われました
この日はバス2台で、約60名の参加者と共に若林区の浸水区域を巡りました。



はじめに七郷市民センターにて津波で被災した農地の瓦礫撤去や営農のお手伝いをされている
ReRoots」の広瀬さんからお話を伺いました



写真の中に見える画像は、農家の方と一緒に農業を行う中で作ったスイカだそうです
赤くてとても美味しそうに見えますが、甘みが無く、慣れないスイカ作りは失敗
しかし、農家の方から助言があったそうです

続いては、東六郷小学校の見学です
移動中はバスの中から、荒井東の復興公営住宅を見学し、
神屋敷、笹屋敷、井土地区の中を通って小学校へ



今回は校舎へ入る事が出来ませんでしたが、480名の方がここに避難したとご説明がありました。
東六郷小学校前にある慰霊塔にみなさんそれぞれ手を合わせ、六郷市民センターへ向かいます

六郷市民センターでは
被災された女性を中心とした手芸サークル「マートル」の大友さんと菊池さんからお話を伺いました。
六郷・七郷コミネットが、梅らぶさんとマートルさんをお繋ぎしたこともご紹介頂きました。
詳しい内容はこちらをご覧ください。



こちらの写真はマートルのみなさんが手作りされたマグネットです。
六郷・七郷を訪ねる会の参加者に配られました。
針を使った作業が苦手な方でも簡単に作れるそうで、とってもかわいいです



お昼は日辺地区にある「ちょっこら」さんで昼食を頂きました
ちょっこらさんは一般の農家ですが、「畑の中のごはん屋さん」なのです。
六郷地区で採れた野菜をふんだんに使ったお弁当を特別にご用意頂きました。
とても美味しかったです



午後からは荒浜小学校の見学です

2階まで浸水した荒浜小学校では、現在、自由に入る事が出来ません。
しかし、今回は校舎の中を川村校長先生の案内で見学する事が出来ました。



亡くなったお友達へのメッセージや、去らなければならない学校への想いがつづられた
子ども達の筆跡が多くの教室には残されています。



最後に荒浜慰霊塔を見学しました
この慰霊塔の大きさよりも高い波が押し寄せてきたと言われています。


震災遺構を見学し、涙ぐむ方や、震災前の思い出を語る方など、参加者のみなさんにとって
心に残る一日だったと思います


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